日本酒条例サミットin京都2014 Report!

日本酒条例サミットin京都2014 Report!

全国で初となる「日本酒で乾杯条例」を制定した京都市で開催した日本酒の祭典。会場は日本酒ファンの熱気で大盛況だった日本酒の祭典をレポートします。

-Contents-

4,500名が日本酒に酔いしれる。京都ならではの飲食店の味も楽しめて、会場は大盛況!

会場内の各ブースをご紹介

日本酒で乾杯条例の今後

● 4,500名が日本酒に酔いしれる。京都ならではの飲食店の味も楽しめて、会場は大盛況!


2014年11月29日、みやこめっせに約4500人の日本酒ファンが集まりました。全国に先駆けて「日本酒で乾杯条例」を制定した京都市主催のもと行われたサミットには、同様の条例をもつ自治体から約40都市が参加。各地域の特色を生かした取り組みの発表や展示を実施、ステージ上では「サミット共同宣言」が採択されました。また、会場内には京都をはじめとする全国の酒蔵や出展団体による試飲ブースがズラリ。いずれにも参加者の長蛇の列ができ、蔵元と会話をしながら、思う存分に飲み比べを楽しみました。参加者には若い年齢層や女性の姿も多くみられ、ほろ酔い気分も手伝って盛り上がりは最高潮。大好評のうちに、日本酒の祭典は幕を閉じました。

【引用】

「日本酒で乾杯条例」とは‥‥‥京都から清酒による乾杯の習慣を広めることにより、清酒の普及を通して日本人の和の暮らしを支えてきた様々な伝統産業の素晴らしさを見つめ直し、ひいては日本文化の理解の促進に寄与することを目的に、全国で初めて「京都市清酒の普及の促進に関する条例」を制定し、平成25年1月15日に施行しました。

【リンク】
京都市清酒の普及の促進に関する条例

● 会場内の各ブースをご紹介

酒ブース
酒ブースキャプションテキスト

北海道から九州まで、全国98蔵の日本酒が無料で試飲できるコーナーは盛況。44ものブースがあって、すべて制覇するのは至難のワザ。初めて出会った銘酒の美味しさに感動した人も多かったよう。

飲食ブース
飲食ブースキャプションテキスト

北海道から九州まで、全国98蔵の日本酒が無料で試飲できるコーナーは盛況。44ものブースがあって、すべて制覇するのは至難のワザ。初めて出会った銘酒の美味しさに感動した人も多かったよう。

みやびブース
みやびブースキャプションテキスト

京都の伝統産業品を展示販売する「みやび」ブースも設けられました。西陣織の小物や正絹の風呂敷、器やお香など、普段の暮らしを豊かに彩る「京もの」の美しさは、特に女性を中心に注目の的でした。

My猪口ブース
My猪口ブースキャプションテキスト

日本酒は京焼や清水焼のMyお猪口で!ナチュラル、モダン、伝統の3つのスタイルに分けて、お猪口を展示販売。作家さんと話をしながら、お気に入りのお猪口を見つけて購入。すてきなおみやげになりました。

ステージ
ステージキャプションテキスト

京都市長や料亭菊乃井の村田吉弘氏など著名なゲストによるトークセッションや、参加自治体の活動発表、ミス日本酒・小川佐智江さんを交えての鏡開きなどが行われました。

● 日本酒で乾杯条例の今後

条例制定以降、全国的にも日本酒文化再発見の機運が高まりつつある現在。3人のキーマンに今後の展望についてお聞きしました。

今回のサミットを機に乾杯条例制定都市と交流を深め、学んでいきたい

京都に代表される日本伝統のものづくりや文化は、世界で高く評価されております。「乾杯条例(通称)」には、日本酒はもちろん和食や器、和服などの伝統産業、精神文化の素晴らしさを再認識したいという願いが込められています。これからはバレンタインデーに「Myお猪口」をプレゼントしてはいかがでしょう。京都市が全国に先駆けて乾杯条例を制定して以来、90以上の自治体で同様の条例が施行されました。今回のサミットを機に各地と交流し、いいところを学んでいきたいと思います。2015年の「ミス日本酒」も発表されました。将来的には外国でも大会を開き、ミス日本酒アメリカなど各国代表によって世界へ日本の魅力を発信していただきたい。



京都市長:門川大作氏(かどかわ だいさく)

1950年11月23日京都市生まれ。立命館大学2部法学部卒業。京都市教 育委員会委員・教育長を経て、平成20年より京都市長(2期目)。京都ユネスコ協会理事、世界歴史都市連盟会長、国立大学法人京都工芸繊維大学経営協議会委員。


京都酒造組合理事長就任の抱負と京都の酒蔵としてのこれからの展開について伺いました。

日本文化の中心、ここ京都において伝統産業の一翼を担い、身の引き締まる思いであります。乾杯条例については、美しい日本の心を育成する意味においてもタイムリーと思います。日本酒は私たちの祖先が神に供えたもの。乾杯の常套句に「皆様のご健勝とご多幸を祈念して」とありますが、日本人が日本の神様にお願いをするのなら、乾杯の酒は日本酒が妥当と私は思います。民族が生み育ててきた酒は、その食生活の頂点に位置する文化財です。弊社では酒造工程の見学を通して、日本の主食・米を原料とする国酒である日本酒の魅力を多くの人々に伝えてまいりたい。京都にとって重要産業である観光の振興にもぜひ酒蔵を活用していただきたいと思います。



京都酒造組合理事長:松井八束穂氏(まつい やつかほ)

1944年6月15日生まれ。慶応大学法学部政治学科卒業。鐘淵化学工業株式会社、京都外国語大学を経て1989年より松井酒造株式会社代表取締役。創業享保11年(1726年)。太陽光発電を利用した近代設備と伝統技術の融合がテーマ。


日本酒造組合中央会理事・海外戦略委員長も務める増田氏。世界での日本酒の評価は?

平成24年に「國酒プロジェクト」がスタートし、日本文化とともに日本酒を世界へ広めようとヨーロッパやアメリカ、アジアでイベントを展開しています。外国人観光客向けの酒カントリーツーリズムや空港でのキャンペーンなども功を奏して、特に香りの高い大吟醸酒も注目を集めつつあります。各国の高級レストランでも日本酒の人気は高まってきましたが、実際には海外への出荷量は全体の5%未満であり、まだまだスタート地点に立ったばかりです。海外では必ず「京都にはこんな条例があるんです。こちらの国でもぜひ」と話しています。そういうと、皆さん日本文化により興味をもっていただけます。お酒ですから、楽しく語り合って飲めるのがいいです。



伏見酒造組合理事長:増田德兵衞氏(ますだ とくべえ)

1955年生まれ。株式会社増田德兵衞商店代表取締役社長。延宝3年(1675年)創業の伏見で最も古い蔵元のひとつ。「月の桂」は文人墨客に愛された銘酒として名高い。